海外旅行中の下痢、防止と対処法





海外旅行のお土産話の中で、
もっともよく聞くのが
「おなかを壊した」
という話。

日本と海外では水が違うよ、という話はよく聞きます。
それだけ耳にしても、なくならないのが海外旅行中の下痢。
防止する方法はあるのでしょうか?

基本的には予防に努める

面倒ではあるけれど・・・水に注意

なんだかんだいって、やはり水の問題は結構深刻です。
水分を取らないわけにはいかないものの、ドリンクの氷でやられた、なんていう話があるくらいです。
日本消化器学会ではこんな10箇条を公表しています。

  1. 石鹸と水でよく手を洗うようにし、特に食事の前には丁寧に洗いましょう。石鹸と水がない時には、アルコールベースのハンドジェル(少なくとも60%がアルコール成分のもの)を使ってください。
  2. 水が汚染されている地域では、水道水で歯を磨かないようにしましょう。
  3. 水を飲む場合には、ボトル入りのミネラルウォーターか沸騰させた水、もしくは缶やボトル入りの発泡水を飲みましょう。
  4. 水道水、井戸水、氷は避けましょう。もし避けられない場合には、できるだけ安全に飲める方法をよく調べましょう。
  5. 清涼飲料水の缶やボトルの表面についている水滴は汚染されている可能性があります。缶やボトルの飲み口の部分はよく拭いて清潔にしておきましょう。
  6. 屋台で売られている食べ物は食べないようにしましょう。
  7. よく火が通ったものを食べましょう。
  8. 殺菌済みかどうか分からない乳製品は食べないようにしましょう。
  9. 魚の中には、その身に毒を持つものがあるので、よく調理されたものであっても安全とは限りません。
  10. 生後6ヶ月以内の乳児には母乳か、粉ミルクを沸騰させたお湯で作って与えましょう。

事前に飲んでおきたい”サプリ”!?

ちょっと私も意外だったのですが、旅行医学を専門とする千駄ヶ谷インターナショナルクリニックの篠塚規院長は「消化酵素剤の入った乳酸菌整腸剤」をお勧めしています。

具体的に、

「2002年の日本旅行医学会の立ち上げの頃、いろいろな乳酸菌整腸剤を買って試したところ、消化酵素剤が入った『パンラクミン錠』(第一三共ヘルスケア)の有用性が確認できたため、私はこの乳酸菌整腸剤を予防的に飲むことを勧めていますが、それ以降に発売されたものもあると思うので、他にも有用なものはあるかもしれません」(篠塚院長)

と銘柄まで上げていますので、試してみる価値はありそうです。

海外で下痢になってしまったときの対処

日本消化器学会の見解

日本消化器学会の見解は以下の通りです。

旅行者下痢は自然治癒傾向が強い病気で、多くの場合は特別な治療をしなくても治癒しますが、経口的に水分を補給することが失われた水分や電解質を補うのにしばしば効果的です。良質な水分を十分に取るよう、いつも心がけてください。8時間のうちに3回かそれ以上、軟便の排泄がある旅行者―特に吐き気、嘔吐、腹部痙攣、発熱、血便などの症状を伴う場合―は、抗菌薬治療が有効でしょう。抗生物質は通常、3-5日間与えられ、薬として現在はフルオロキノロンが選ばれています。一般的には500mgのシプロフロキサシンを1日2回、または400mgのノルフロキサシンを1日2回、3-5日間処方されます。トリメトプリム・スルファメトキサゾール配合薬やドキシサイクリンに対する耐性率が高いため、これらの薬は現在推奨されていません。次サリチル酸ビスマスもまた、治療に使われています。24時間内に、1オンスまたは2,262mgの錠剤を30分ごとに8回まで処方することができ、2日目も同量処方することができます。治療しているにもかかわらず、下痢が続くようであれば、医師の診察を受け、可能性のある寄生虫感染の治療を受けて下さい。

水分補給が鉄則、ということのようですね。
あとは、地域によっては感染症を疑う必要があるケースもあるので、状況によって検討していく必要がありそうです。

こういった場合、例えば旅行会社による現地相談窓口、海外旅行保険に加入されている場合は海外旅行保険の保険会社提携の現地エージェントなどで相談してみるのも手かもしれません。医療機関の紹介なども受けることができるようです。

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